ご挨拶
はじめまして!
関東に住む主婦の ゆうき と申します。
普段は個人事業主の夫と一緒に自宅で仕事をしています。
結婚後、家での仕事の合間に派遣会社にて単発の仕事を始めました。
派遣先は、誰でも知っている大手から個人事務所まで多岐に渡ります。
仕事内容は主にデスクワーク。
それからもう10年以上が経ち、派遣されてお仕事をした会社は200社以上になります。
- 稼ぎたいけど、どうしていいか分からない。
- スキルがないから不安。
- 学生だけど働ける?
- 定年退職していても働ける?
仕事をするにあたって、皆さん不安や疑問があると思います。
私も行く先々の先輩方に様々なことを教わって今に至ります。
というわけで、実体験を元にホンネをお伝えします。
これから少しずつお話ししていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!
派遣会社に登録したきっかけ
就職するも挫折
私が最初に派遣会社に登録したのは2001年です。登録したのはパソナでした。
そのきっかけについてお話します。
編集プロダクションに就職
当時は就職氷河期の真っ只中。就職したいけれど仕事がない、仕事に就けたとしても待遇が悪い。
そんな時代に私は新卒として世の中に出ました。
自分が危機的状況にある実感がなかった私は、のんびりと大学生活を楽しむばかりで就職について考えるのを避け、ただ漠然と「クリエイティブな仕事をしたいな」などと考えていました。
そしてわざわざ倍率の高いマスコミを希望してあえなく撃沈。
しかし、どうにか小さな編集プロダクションに就職しました。
そして会社の社長に、仕事が忙しいから会社の近くに住むように言われ、大学を卒業すると同時に実家を出て、私は東京で一人暮らしを始めることになったのです。
厳しい現実に直面して挫折
ライターになった自分を想像しながら、新しい生活に胸を躍らせる私。
ところが入社すると、社長や先輩に「いや~、若い時は一週間寝ずに働いたよ。君も頑張ってね」と、口々に寝ずに働いた自慢をされて、私は衝撃を受けました。
だって私はのんびり屋で、睡眠はたっぷり取らないと動けなくなるタイプ。
忙しいとは聞いていたけれど、まさか睡眠時間すら取れないなんて想像もしていませんでした。
私が入社した編集プロダクションはそんな会社でした。
- 「フリーランスの集まり」というスタンスなので社会保険には加入できない。
- 給料は月収11万。そこから自分で国民健康保険と国民年金を支払う。
- 仕事がスーパーハードなので会社の近くに住まないといけない。
- 新人でも仕事の仕方は自分で学ぶものだと教えてもらえない。
- 夜中の2時にFAXで仕事が送られてくることも多々ある。
- 仕事は持ち帰って家でもやるのが当たり前。
- 社長が怒ると灰皿を投げる。
- 1日で辞める人もいる。
社長曰く、
1分1秒無駄にせず、どんどん仕事して、自分を追い詰めて追い詰めて、追い詰め抜かなければライターとして一人前にはならない。
ライター業はとても厳しい世界。限界を超えるまで徹底的に負荷を与え、そこから這い上がった者でないと生き残れない。
新人は会社の役には立たず、むしろ勉強させているのだから給料は最初は11万円しか出せない。
その代わり自分で記事を書いたらその分は給料に上乗せ出来る。先輩はたくさん記事を書いているので月収100万円だ。
だから君もそこを目指して頑張れ。
「社長の言葉は、例えカラスが白だと言われても、その通りに従え」
そのように教えられていた私は、社長の言葉を素直に受け取り、真面目に言われた通りにこなそうと努力しました。
ところが3ヵ月もすると体に異変が。
顔や首が、謎の紫色のデキモノだらけになってしまったのです。
原因は自分でも分かっていました。
ストレスと睡眠不足です。
人に相談すると「もうちょっと頑張ってみれば?」「少なくとも3年は頑張らないと」と言われ、どんどん胸が苦しくなってゆきました。
しかし、無理なものは無理。
3ヵ月で辞める恥ずかしさを気にする余裕もなく、私はその会社を辞めました。
人生の迷子になる
会社を辞めたはいいけど、貯金はほぼ0。
でも家賃を払わなければいけない。
そういう状況にあったので、すぐにアルバイトを始めました。
前職で心を痛めていたので、某夢の国テーマパークでもお仕事をしてみたりと、自分の居場所を探し始めました。
しかし入れる時間も限られているので、そのバイトで稼げる金額は多くて9万円。それだけでは家賃を含めた生活費は賄えませんでした。
そこで日雇バイトを始めました。
日雇バイトならその日に仕事をした分、その日に日給が手渡されるのです。
派遣された仕事はピッキング。時給は700円程度。
集合場所に集まり、皆でバスに乗って倉庫まで揺られて行きます。
男性が圧倒的に多かった!
オーダーシートを元に、倉庫の商品をピッキングするだけの仕事ではあるのですが、見張り役が怖すぎる!
金髪ヤンキーです。しかもガンつけまくり、無駄に圧力をかけてきます。
その上、トイレも自由にいけません。商品の盗難防止とサボリ防止のためです。
「お前らは底辺なんだよ! 馬車馬のように働け。こき使ってやる!」と言われているように感じました。
やがて仕事をしているうちに、どんどんみじめな気分に。
そのまま仕事を何日、何か月と続けていたら、自分は底辺の人間なんだ、世間はそういうものなんだと洗脳されていたことでしょう。
先行きを考えて暗い気分に浸っていたその時、一緒に仕事をしていた女性が、
「あなたはここで働くより、パソナなどのオフィス系の人材派遣会社に登録するべきよ」
と強く勧めてくれました。
パソナ?
何も知らなかった私は、すぐに調べてパソナに登録することにしました。
こうして私のピッキングの仕事体験は1日で終了することになったのです。
パソナに登録する
さっそくネットで予約してパソナに登録しに行ったことで、私の運命は大きく変わります。
登録しに行ったパソナ本社は綺麗なオフィスでした。
そして3か月で仕事を辞めた私を、一人の社会人として丁寧に扱ってくれました。
しかもなんと、登録したその日に仕事を紹介してくれたのです。
さっそく派遣されて行った職場は、品川の綺麗なオフィス。
トイレにも自由にけるし、コーヒーマシーンのコーヒーも自由に飲めます。
派遣社員として一緒に働く先輩のお姉さま方もいい方々でした。世間知らずの道に迷っている若い私に、仕事のことから人生のことまで優しく丁寧に色々教えてくれました。
時給は1650円。おかげで都内での一人暮らしを維持することが出来ました。
暮らしも安定して心の余裕が出来たおかげで、私は再就職に向けての活動を開始し、人生を立て直せたのです。
その後、様々な出会いがあり、今に至ります。
過去は現在の伏線~今があるのはあの経験があったから~
ゆうきさんもご苦労があったんですね。
苦労というほどのことではありませんが、社会人スタートは挫折から始まりました。
時代ガチャですね。
そもそも新社会人は誰でも苦労はするものです。
しかし特に氷河期世代に就職した人は、より辛い思いをした人が多かったように思います。
私と違って一般企業に就職した人でも、新人教育を手抜きされていたり、給与・福利厚生が良くなかったりなど、前後の時代の新入社員と比べて相対的に待遇が悪かったんです。
氷河期世代の問題は当時の問題だけではなく、今もなお続いています。
「就職氷河期世代支援プログラム」という言葉を見聞きしたことありませんか?
政府が2019年に発表した、氷河期世代に向けた支援策です。
就職氷河期に就職活動をし、正社員になれず非正規雇用のまま働き続けている人々、ひきこもりになってしまった人々の貧困はますます深刻になっています。
ゆうきさん世代の方々は、新卒からずっと苦労したままの方が多いんですね。
でも私の場合、その後にいい会社やいい人との出逢いがありました。
辛いこともありましたが、そのどれが欠けてもそれらの出逢いには巡り会えなかったはずです。
そう考えると結果的にどれも私には必要な経験でした。
過去の出来事は全て現在への伏線です。
おお! 前向き。
非正規雇用を増やして日本人を貧しくさせているとか、中抜きだとか、批判をされることも多い派遣会社ですが、派遣会社のおかげで私の人生は上向きに転じました。
良い出逢いがありましたね。
あの時ピッキングの仕事で私にパソナを勧めてくださった方にはとても感謝しています。ありがとう!!
正社員になりたい人は正社員になれて、非正規で働きたい人は非正規で働ける、自由に働き方を選択できる世の中が望ましいですね。
私もそう思います。
ちなみに、私が過去にピッキングをした派遣会社は不祥事で潰れました。
大学生の頃は、世の中にどんな仕事があるのか分かっていませんでした。
しかし単発派遣バイトで様々な企業で仕事をして、世の中にはこんなにたくさんの会社・職種があるのだなと気づきました。
このブログでは、辛くみじめな気分になる仕事ではなく、気持ちよく倒しく仕事が出来る働き方・稼ぎ方・それぞれの業界や職業事情などをご紹介してゆきます!
その後~現在
その後、出版社で編集の仕事や、某大手小売店のCM担当の仕事に就き、結婚と共に退社。
結婚後、個人事業主の夫の青色申告を担当するため、簿記2級を取得しました。
他、夫と一緒に仕事をし、HP作成、オンラインサロン運営、動画編集、商品販売などを担当。
空いている時間を利用して、かつてお世話になった派遣会社で単発派遣バイトを始めました。
趣味
- 旅行
- 読書
- 映画鑑賞
- 舞台観賞(ミュージカル等)
- ウオーキング、ハイキング
- ドラクエ
- などなど
近年はドラクエウオークを楽しんでいます。ついつい足を延ばして遠くまで歩いてしまう日々。
それとは別に、夜型の私は、夫と一緒に夜中にウオーキングもしています。ウオーキングをしながら、夫とBluetooheイヤホンを片耳ずつはめて「Youtube」や「アマゾンAudible」などを楽しんでいます。
「Youtube」ではゾゾゾ! 落合陽平さんをはじめとする愉快なメンバーが、心霊スポットを探索するチャンネル。
サブチャンネルの「家賃の安い部屋」や「落合陽平の10万ボルトTV」もオススメです。
これらは散歩中に楽しむより、ちゃんと画面を観て楽しむコンテンツです。
散歩中には、アマゾンAudibleがオススメです。
アマゾンAudibleは、本の朗読コンテンツがたくさんあります。
散歩はもちろん、家事をしている最中でも本を楽しめます。本で読んだ作品も、オーディブルで聴くとまた違った発見があります。使う脳が違うからでしょうか。
最近だと「夢をかなえるゾウ 水野敬也著」シリーズを楽しんでいます。
「三体」も素晴らしかった! 中国の劉慈欣さん著のSF、三部作です。想像もしたことのない世界に連れて行ってくれて、頭の中がぱーっと活性化する快感を体験出来ました。途中の大スペクタクルな展開に驚きと興奮の連続です。
お金のこと、人生を豊かにする方法を知りたいなら、両学長のYoutube。
両学長のチャンネルと出会うと、人生が豊かになりますよ~。
締めに一言だけ言わせてください。
辛い時は他の人の意見より、自分の心に従いましょう!