【初心者もOK】単発派遣バイトで「テープ起こし」にチャレンジしよう!

テープ起こしの仕事について解説
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テープ起こし

四コマ漫画

テープ起こしとは

「テープ起こし」とは、録音された音声をテキスト(文章)にする仕事です。

ちなみに「テープ」とはカセットテープのこと。
もはや実物を見たことのない方もいらっしゃるでしょうね。

かつて音声はカセットテープという記録媒体に録音していました。

カセット「テープ」の音声を文字に「起こす」ので「テープ起こし」と言います。

今ではボイスレコーダー・ICレコーダーに録音するのが主流です。
最近では、スマホで録音することも多くなってきました。

単発派遣バイトのテープ起こし

他の事務と同じで、企業を訪問しPCで作業します。
給与も時給で支払われ、8時間で30分のテープを起こしても、60分のテープを起こしても、同じ日給になります。

テープ起こし単体の仕事もあれば、何かの仕事の一環としてテープ起こしが含まれていることもあります。

例)「調査研究サポート」

【仕事内容】
電話応対、報告書作成(EXCELでのグラフ作成)、情報収集、テープ起こし

テープ起こしは専門の業者があって、そこから仕事を受注しているプロの方もいらっしゃいます。
その場合の賃金は、テープの分数ごとに単価が決まっている成果報酬です。

テープ起こしに必要なスキル

テープ起こしに必要なスキルをご紹介します。

テープ起こしに必要なスキル
  • 日本語の読み書き
  • ブラインドタッチ
  • 常識レベルの語彙力
  • 忍耐力

どうでしょう?

「これなら私も出来るかも」と思った方が多いのではないでしょうか。

特別な能力は必要ありません。

ただし、入力スピードは速ければ速いに越したことはないでしょう。話すスピードはかなり速いので、入力が遅いといくら時間があっても足りません。

また、知らない言葉が多すぎるとなかなか進みません。語彙力に乏しいと苦労するかも知れません。

そしてとにかく、テープ起こしは地道で忍耐の必要な作業です。
1分のテープを起こすだけでもかなり大変です。
必要なのは、途方もなく長く思われる距離を地道に走り続けられるような忍耐力。

あとは慣れの問題です。

テープに起こす内容

では実際、どんな音声を文章にするのでしょうか。

どんな音声を起こすの?
  • 議事録(会議、打ち合せ等)
  • スピーチ・講演会
  • トークショー
  • インタビュー
  • その他


日常会話のように平易な内容の場合もありますが、専門用語が多く交わされる会議等のテープ起こしも多いです。

専門用語の他にも、固有名詞なども出てくるので、都度調べながらテープ起こしを進めることになります。

ゆうき

業界用語は本当に苦労します。

しかも業界人同士の会話なので、省略していたりするので、会話の流れで推測して調べるしかありません。

まい

議事録って内容が難しそうですよね。

ゆうき

そうですね。難しい場合が多いと思います。簡単な場合もありますし、運ですね。

あとは、早口でずっと話しっぱなしのスピーチだと入力の量が多くて大変です。

逆に会議だと、「えー」とか「あー」とか、沈黙も多いので入力の量が少ない場合があります。

不明な箇所の処理の仕方

不明な箇所は調べますが、とはいえ調べすぎていると時間がかかってしまい、テープ起こしを進められません。
また、どうしても分からない、聞き取れないことも少なくありません。

音声がクリアな場合は問題ありませんが、場合によっては不明瞭な音声データを渡されることもあります。

誰が誰の声か分かりにくいケースもあります。
何度聞き直しても、分かりそうで分からない、そういうことが多々あります。

しかしそこに拘ってしまうと、あっという間に時間が過ぎてしまい、1日費やしたのに10分しか進められなかったなんてことにもなりかねません。


分からない場合はあまり拘らず、不明な箇所はカタカナ・赤字にして分かるようにし、何分何秒の場所かを記入しておきましょう。

そして最後、時間が余った際に改めて聞き直すと良いでしょう。
時間を空けて聞き直すと、それまで聞き取れなかった事が聞き取れるようになることがよくあります。

不明な箇所はカタカナ、赤字。
録音時間も記載しておく。

例)
アイドルプリン(45:52)はは標準化活動、規格の制定を行っているんですよね。

ちなみに不明箇所「アイドルプリン」の正解は「IEEE(アイ・トリプル・イー)」です。IT用語ですね。

ゆうき

上記の例は、私が昔ライター時代にテープ起こしをした実際の例です。IEEEなんて知らなければ書き起こせません。

まい

そっか。ゆうきさんはライター時代にテープ起こしをしたことがあったんですね。

ゆうき

テープ起こしは編集プロダクションの新人ライターがまずやるように言われる仕事でした。

まい

単発派遣バイトでテープ起こしの仕事をしたことはありますか?

ゆうき

はい。企業の取締役の方のインタビュー、富裕層へのインタビュー、そして会議のテープ起こしをしたことがあります。

まい

おお。

ゆうき

あとはTV局で、テレビ番組用の芸能人へのインタビューのテープ起こしを定期的に行っていました。また、そことは別の局で、過去のTVのVTRを見て、その録音とテロップを文字に起こす仕事をしたことがあります。

まい

なんだか面白そう!!

ゆうき

うん、とても面白かったですよ。芸能人の裏話的な会話を聞けたりしますし。

普段自分の周りにいない人達の本音を聞けるのはとても良い経験でした。
ナイショのお話も多いですしね。

もちろん、テープの内容は口外無用ですのでお気を付けください!

仕上げ方の3種類~素起こし・ケバ取り・整文~

テープ起こしの仕上げ方には、3種類あります。

プロの方は当然知っているべき事柄ではあると思いますが、派遣バイトでは必須の知識ではありません。

とはいえ、知っておくと断然効率が良くなり、自分自身も派遣先も良い結果が得られます

まずは3種類を簡単に見てみましょう。

①素起こし

聞こえたままを一言一句、正確に書き起こす方法。「えーっと」「そのー」「あのー」など無意味な言葉も書き起こす。その場の臨場感が伝わるので、面談などのテープ起こしの際に求められる。

②ケバ取り

相づち、言い間違い、言いよどみなど、不要な言葉を除外して起こす方法。

③整文

ケバ取りをした文章を、口語(話し言葉)から文語(書き言葉)に変え、助詞を足したり、らぬき言葉を訂正するなど文法的に正しい文章に整える方法。表現のゆらぎ(漢字とひらがなの表記の統一)もチェックする。

ところで、ここでテープ起こしがなかなか進まない原因を挙げてみます。

テープ起こしが進まない原因
  1. 入力スピードが遅い(録音の話すスピードが速すぎる)
  2. 録音が聞き取りにくい
  3. 専門用語が多い
  4. 迷う、悩む

1~3は良いとして、4はどういうことでしょうか。

テープ起こしを行ってみると、判断に迷うことが「多々」あります。
どういうことかというと、例えば、

  • 「猫」か「ネコ」か。さっきは「猫」と書いたか「ネコ」と書いたか。
  • 「えーっと」を省略して良いか、そのまま書くべきか。
  • ら抜き言葉を直すべきか、そのまま書くべきか。
  • 段落や改行をどうすべきか。さっきはどうしたか。

などなど。

あらかじめ決めておかないと、テープ起こしをしながら都度考えていると、さっきはこうしたのに、今度はこうなって、統一されていない文書が出来上がってしまうのです。

また、判断に迷ったり、戻って直したりしていると想像以上に時間がかかってしまうものです。

というわけで、「素起こし」「ケバ取り」「整文」という3種類の方法があることを頭に入れておき、始める前にどの方法で起こすか決めておくと悩む回数が減ります。

まずは派遣先がどういう完成品を求めているのか、仕事を始める前に確認しましょう。

ケバ取り、整文、と言っても伝わらないかもしれませんので、

  • 「えー」とか「うーん」などと言った言葉はそのまま書きますか、それとも省きますか?
  • 話し言葉を書き言葉に直しますか?
  • 言葉の誤用などは直しますか?

などと分かりやすい言葉で質問しましょう。
すると、

内容は自分達が分かっているので、分からない所はどんどん飛ばして、とにかくざーっと起こしてください。

会議で資料として使うので、キチンとした文書にして提出してください。

などと答えてくれますので、要望通りに仕上げましょう。

テープ起こしのコツ

戻らない

速く仕上げるコツは、「なるべく戻らないこと」です。

話すスピードと同じ速さでタイピング出来れば良いですが、漢字の変換もあるのでどうしても入力が遅れます。
するとある程度の内容を記憶したら止め、入力し、また進める、というやり方になるかと思います。

あまりちょこちょこ止めていると進まないし、とはいえ長い文章を記憶しようとすると入力する段階で忘れてしまい、結局また戻って聞き直す、ということになってしまいます。

派遣先によって、音声ソフトは異なります。
細かく戻って聞き直しやすい専門のソフトもあれば、操作がしにくいソフトもあります

3秒前に戻りたいのに30秒前にしか戻れないと、27秒また聞き直すことになります。それを繰り返していると何分何十分と無駄に聞き直すことになってしまいます。

また、戻りにくいソフトだと、どこまで戻ったのかが分からなくなってしまうこともあります。
そうなると時間もロスしますし、頭も混乱してしまいます。

とはいえ、慣れないうちは何度も戻ることになると思います。
経験を積みながら、自分なりのやり方とペースを見つけられるといいですね。

何度も出てくる用語は「辞書登録」

何度も出てくる用語は、入力ソフトに辞書登録しておくと良いでしょう。
特に固有名詞や専門用語を辞書登録しておくと、テープ起こしのスピードが速くなります。

辞書登録の方法は簡単です。

まず、タスクバーの端にある「あ」や「A」などのボタンを右クリックし、表示されるメニューから「単語の追加」または「単語の登録」をクリックします。

すると「単語の登録」画面が出てきます。


「単語(D):」に登録したい単語を入れます。
「よみ(R):」に単語を呼び出したい文字を入力します。
「登録(A)」を押せば登録完了です。

例をあげてみます。

「単発派遣バイト」という言葉を登録したい場合

「単語」単発派遣バイト
「よみ」たん

それまでは「単発派遣バイト」という言葉を入力するためには「たんぱつはけんばいと」と打つ必要がありました。
しかし辞書登録をしたので、「たん」と入力して変換するだけで「単発派遣バイト」が変換候補に出てくるようになりました。


借り物のPCなので、辞書登録をしたら就業後には辞書登録した単語は必ず削除しておきましょう

表記の統一は「置換」で一括変換

最後に見直しをする際、表記の統一をする際はWordなど文章作成ソフトの「置換」機能を使いましょう。

例としてMicrosoft Wordの置換で説明します。

まず、下記画像赤丸の「ホーム」タブにある「置換」をクリックします。

すると下記画像のように「検索と置換」が出てきます。

  1. 「検索する文字列(N):」に修正したい単語を入力します。
  2. 「置換後の文字列(I):」に置き換えたい単語を入力します。
  3. 「置換(R)」を押すと、一つずつ確認しながら置換できます。「すべて置換(A)」を押すとまとめて一度に置換されます。


画像では「単発派遣ばいと」という言葉を「単発派遣バイト」に置換しようとしています。

テープ起こしでは音声を聴きながら入力するので、誤字脱字、変換ミスが多発します。
スピードが重視されるので、最初は誤字脱字、変換ミスが多発している状態でOKです。

置換機能を使って、最後にまとめて誤字脱字や表記の統一を行いましょう。

まとめ

テープ起こしはブラインドタッチが出来れば誰でも出来る仕事ですが、判断力や忍耐が必要です。
慣れないうちは大変な作業ですが、コツをつかめば速くなります。

テープ起こしは「日常会話が多い内容」か「専門的な内容」か、または「早口か」「空白が多いか」など、テープの内容によってかかる時間が大きく異なります。

そのほかにも、「職場で用意されている再生ソフト」によっても変わってきます。

テープ起こし専用のソフトがあれば楽ですが、そうでない場合「10秒だけ戻したいな」と思っても、そういった機能がなくて数分前まで戻ってしまい、聴き直したい箇所を探すのに苦労してしまうことがあります。

そういった状況だと、テープ起こしの時間が大幅に伸びます。

また、「素起こし」と「整文」とでは必要な時間が異なります。もちろん整文の方が時間がかかります。
仕事を始める前に、必ず派遣先の担当者にどういった成果物を求めているのか確認してから行うようにしましょう。

ゆうき

ちょっとした判断の違いで、完成までの時間が大きく異なります。事前の確認は大事ですよ。

まい

承知しました!

それと、考えながら話している物と、早口で流ちょうに話している物とでは、同じ録音時間でもかかる時間がだいぶ違いそうです。

ゆうき

そうなんです! なので一概に「録音時間が何分だから何時間で起こせる」とは言えないんですよ。

まい

なるほど。「うーん」とか「ええと」という考えながら発せられる言葉は、時間を稼げるのでありがたい感じですね(笑)

そういえばゆうきさん、イヤホンは持参するんですか?

ゆうき

派遣先が用意してくれていることもありますので質問してみましょう。ですが、持参した方が衛生的にも安心ですし、使い慣れているものの方が疲れにくいですよ。

まい

慣れないヘッドフォンを一日つけて頭が痛くなっちゃったら仕事になりませんものね。

ゆうき

あとは適度に休憩をとったり、ストレッチをしながら集中して下さいね。難しい内容だと勉強になるし、面白い内容だと楽しく作業できますよ。

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