単発派遣バイトをしてみたいけど、仕事ってあるの?
派遣会社の求人にエントリーしてもなかなか受からない
こんな疑問やお困りごとを抱えている方もいらっしゃるのではいでしょうか。
かくいう私も以前は、単発派遣バイトだけで自分が目標としていた年100万前後の収入を得ることは考えていませんでした。
なぜなら、そんなに単発の仕事があるとは思っていなかったからです。
というわけで派遣の仕事は1か月~2か月の契約を中心に行っていました。
しかし、2か月も拘束されると、突発的な予定を入れられず不便を感じていたんですよね。
ところが「10年以上単発派遣バイトで扶養以内の仕事をしている」という方と仕事でご一緒したのをきっかけに、単発派遣バイトのみで働くようになりました。
この記事では、単発派遣バイトだけで年間100万円の収入を得るコツをお伝えします。
無断欠勤・連絡なしの遅刻はしない
朝、急に具合が悪くなったり、子供や介護している家族の問題が起こったりなど、誰でもやむを得ない事情で仕事を休んだり遅刻しなくてはならない時はあります。
また、朝の通勤電車は頻繁に遅れが生じます。事故等で電車が止まってしまうこともしばしばです。
やむを得ず遅刻する場合、欠勤する場合は、分かった時点ですみやかに勤務先と派遣会社両方に報告しましょう。
報告せずに遅刻や欠勤をすると、勤務先の方に心配と迷惑をかけることになりますので、無断欠勤や連絡なしの遅刻は絶対にやめましょう。
そういった問題点があった場合は派遣会社は記録に残します。
すると登録派遣社員として評価が下がり、その後、仕事のオファーがきにくくなってしまいます。
無断欠勤や連絡なしの遅刻は絶対にしない。
まずはこれを心がけましょう。
私は一度も無断欠勤や連絡なしの遅刻はしたことありません。「したら終わり」くらいのつもりでいます。
マメに求人をチェックし、エントリーする
これは意外と超重要です。
「派遣会社の求人検索に載ってる求人情報なんて、即時性はないだろう」
そう思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、募集に出してすぐに決まって引っ込められる求人も多々あります。
なので毎月単発派遣バイトで稼ぎたい方は、小まめに求人検索をチェックしましょう。
昼休み、トイレ休憩もチェック。
よい求人があった場合はエントリーしましょう。
エントリーすることで「この人は仕事をする気があるのだな」と派遣会社に思ってもらえます。
スキルを磨いて出来る仕事の幅を広げる
当然ですが、出来ることが多いとエントリー出来る仕事の幅も広がります。
多少練習すれば出来るようになることから始め、経験を積みながらスキルを磨いてゆきましょう。
スキルアップカリキュラムが用意されている派遣会社も多いので、それを利用してみるのも良いですね。
ここでは気軽に身につけられる上にどこでも必要とされるスキルについて解説します。
ブラインドタッチ・入力スピードを上げる
ブラインドタッチが出来ない方は、まずは練習して出来るようにしましょう。
空いている時間に自宅ででき、やればやるほど成果が上がります。
派遣会社のスキルチェックでタイピングスピードが速いと、データ入力の仕事を率先して回してもらえます。
かな・漢字入力の他に、テンキー入力の練習もしておきましょう。
Excelなどでテンキーを入力する機会は多いです!
無料で利用できるタイピング練習のサイトがあるので、簡単で楽しいですよ。
早速今日から始めてみましょう!
▼タイピングの練習については「さあ、働こう」内の記事を参考にしてください▼
ここで一つ、入力やコピペを早く正確にこなすコツをご紹介します。
それは「手を動かす距離を出来るだけ小さくする」こと。
例えば、ExcelのA列からE列に入力する際、B~D列を非表示にすれば、セルが隣になって入力しやすく、ミスも防げるようになります(非表示にしたい列を選択した状態で右クリックをすると「非表示」が出てきます)。
速さが勝負の時は、とにかく指やマウスの動作を最小限に抑えるよう「物理的な距離を縮める」ことを考えてみてください。
画面も出来るだけ有効に使用することを考えてみましょう。2つの画面を見比べる際は、画面の配置を上下または左右にしたりと、並べ方にも工夫します。
また、不必要な表示は折りたたむなどするのもスピードアップに有効です。
上の画像は、Excelを左右に2つ並べている状態です。左側が「リボン」と「数式バー」が表示されている通常の状態、右側がそれらを折りたたんだ状態です。右側はセルが広くなっていますよね。
入力するだけだったり、数式は使わない時は折りたたむと作業効率が高くなります。特にExcelを上下に並べて表示させながら作業する際は効果的です。
入力やコピペなどの単純作業の際は、最初に画面配置などをある程度考えてから取組み、やりながら工夫してゆきます。このちょっとした工夫が結果として大きなスピードアップになります。
Excel
デスクワークと言えばExcel、と連想するほどExcelは大事です。
様々な機能があって到底マスターは出来ませんが、オフィスでよく使われる機能を押さえておけばOKです。
- セルに数値や文字の入力ができる
- 色の変更や網掛けができる
- 行や列の挿入・削除ができる
- 四則演算ができる
- 表を元にグラフを作成できる
- 関数(SUM、AVERAGE、VLOOKUPなど)、ピボットテーブルを使うことができる
仕事のエントリー要件にも「VLOOKUP、ピボットテーブルが使える方」というのをよく目にします。
関数を覚えると、いちいち入力せずに関数で済ませたりと、仕事の効率をうんと上げることが出来ます。
「難しそう。スクールに通わないと駄目?」
いえいえ、ご安心を。YouTubeでも学べます。
金子晃之さんのYouTubeはポイントが端的にまとめられていて、とても分かりやすいです。
楽しみながら少しずつ覚えてゆきましょう。
▼YouTubeでExcelを学びたい方はこちらがオススメです。▼
Word
実は、ExcelよりWordが苦手な方が意外と多い印象にあります。
なかなか自分で一からWordのフォーマットを作る機会もないので、いざ作ろうとすると思ったより自分がWordを使えないことに気づかされます(汗)
単発の仕事では、一から文書を作るというより、元からあるものを直したり、加えたりすることが多いです。
見出しや目次などがついている文書もあり、「なんだこれは!」と驚かない程度の能力があるといいですね。
とりあえず、下記は押さえておきましょう。
- 文字装飾などの書式設定
- 画像やグラフ挿入
- インデント
- ヘッダーフッター、ページ番号
- 印刷設定
私、インデントが苦手です~。
Wordも金子晃之さんに教わってしまいましょう。
▼YouTubeでWordの基礎を学びたい方はこちらがオススメです。▼
簿記
簿記は、業種・職種にかかわらず身に付けておくべき「必須の基本知識」です。
簿記の知識があると、経理の仕事も出来るようになります。
未経験でいきなり経理の仕事をするのは難しいと思うかもしれませんが「未経験OK」の仕事もありますよ。
経験を積む大チャンスです!
就職の際に履歴書にも書ける資格なので、後々のことを考えても取っておいて損はありません。
しかも簿記は仕事で役立つだけでなく、実生活においても役立ちます。
将来起業したい方も絶対に持っておくべき知識です。
まずは日商簿記3級からチャレンジしてみましょう。
約100時間の勉強時間が必要だと言われています。
日商簿記3級の試験は年3回(2月、6月、11月の日曜日)。
年によりますが、合格率は40~50%です。
向き不向きはあるかもしれませんが、3級なら向いていない人でも勉強すれば取ることが出来ます。
もし3級に合格して、楽しいと思った方は2級に挑戦してみるのもいいですね。
ゆうきさんは簿記の資格は持っているんですか?
はい。日商簿記2級を持っています。工業簿記が難しかったけど、どうにかクリア出来ました。
簿記は実生活でも役立つんですか?
家計管理や確定申告でも役立ちます。電卓の機能を使って計算できるようにもなります。ニュースもよく分かるようになります。勉強時間の割にリターンが多い、コスパの良い資格だと思います。
せっかくだから日商簿記3級の勉強してみます!
経験を積んで出来る仕事の幅を広げる
「やったことがないから駄目」と諦めていた仕事も、「未経験でもOK」の仕事から経験を積むことが出来ます。
「デスクワークだけでは限界」「接客だけじゃ仕事が続かない」
そういった方は是非、就いたことがない職種・業界にチャレンジしてみましょう。
年末調整
年末調整の仕事は、通常の社員ではさばききれない作業量であり、かつ短期間に集中して行う作業なので派遣社員が必要とされます。しかし多くの求人が「経験者のみ募集」となっているのが現状です。
忙しい時期なので、初めての方に教える時間も人手もなく、また間違えが生じてはならない作業なので未経験者ははじかれてしまうのです。
しかし、年末調整の時期は「派遣社員の争奪戦」になっているため、中には「未経験でもOK」としている企業もあります。
「年末調整未経験でもOK」の案件は多少時給が低めであることが多いですが、こういった仕事から年末調整経験者へステップアップしてゆけば次回から経験者として働くことが出来るようになります。
年末調整の仕事は、以下の3種類に分類されます。
- 扶養控除
- 保険料控除
- 住宅控除
やり方は企業によって異なりますが、マニュアルや説明があるので大丈夫です。
年末調整の仕事の募集は10月頃からが普通ですが、最初にお話ししたように「派遣社員争奪戦」になるので、8月頃から募集をかける企業もありますよ。
両学長 リベラルアーツ大学
【いくら節税できる?】新しい住宅ローン控除の「変更点」と「計算方法」を分かりやすく解説
接客業・電話対応
接客の仕事はあるのにデスクワークの求人がない!
そういう場合は「接客の仕事」に挑戦してみましょう。
一気に仕事の幅が広がります(笑)
▼接客の仕事についてはこちらの記事を参考にしてください。▼
もちろん、接客の仕事しかしたことがない方はデスクワークにチャレンジしてみましょう!
真面目に仕事に取組む
これも当たり前のようですが、真面目に仕事に取組むよう心掛けるだけでも差が出てきます。
「この方に仕事をしてもらえて良かった。また是非来て欲しい」
毎回派遣先の方にそう思ってもらえるよう努力すれば、次の機会にも声をかけてもらえる……ことももちろんですが、実は「真面目に仕事に取組む」ことこそがスキルアップの一番の近道なのです。
真剣に取組まなければ仕事は上達しません。
「どうやったら早く出来るだろう」「どうやったら間違えずに済むだろう」
考えては工夫を凝らす、この経験を重ねてゆくことでスキルは磨かれてゆきます。
断言します。
適当に仕事をしてもスキルはアップしません!
逆に、真面目に仕事をした分だけどんどんスキルはアップします。
これを年々積み上げてゆくと、5年後、10年後にはどんな職場でも重宝がられるような派遣社員になれます。
最初はとても大変だった仕事も、いずれ余裕でこなせるようになる日が来ますよ。
月何回、週何回の仕事をする
長期の仕事の中には「毎月3日だけ」「毎週2日だけ」といった仕事があります。
その仕事ゲット出来れば、契約期間中は毎月単発の仕事が確約されたも同然です。
しかもその場合は長期契約になるので「日雇派遣原則禁止」を気にせず働けるというメリットもあります。
派遣会社に「毎月決まって〇日といった仕事がしたいです」と希望を伝えておきましょう。
求人検索をする際は、条件を「単発」にしていると出て来ませんのでご注意ください。
意外とそういった仕事はありますし、スケジュールも立てやすくなるので良いですよ。
複数の派遣会社に登録する
エントリーしているのになかなか仕事を回してもらえない状況が続くのであれば、別の派遣会社に登録してみると良いです。
合う合わないは誰にでもありますし、単純に登録している派遣会社が多ければ仕事に就ける確率も高くなります。
ただし注意点もあります。
▼詳しくはこちらの記事を参考にしてください。▼
地域の範囲を広げる
苦肉の策として、通勤の範囲を広げてみるのもありだと思います。
希望する通勤時間を1時間としているけれど、1時間半まで可能にしてみるなど。
長期なら「やめておいた方がいい」と言うところですが、単発なら頑張れるということもあります。
時給を妥協する
例えば、希望する時給を1600円にしていたけれど思い切って1300円まで下げてみる。
それでも駄目なら1100円まで妥協する、など。
なるべく高時給の仕事獲得を目指したいところですが、やむを得ないこともあります。
仕事獲得を第一とするなら、戦略としてはありだと思います。
四コマ漫画
単発派遣バイトの仕事は「争奪戦」。
仕事が欲しいけど、なかなか仕事がもらえず苦戦している人も大勢います。
そんな人たちが何をするかというと……
仕事を采配する派遣会社のコーディネーターさんを接待していたのでした。
「〇〇さんを囲む会」というのを作って、ご馳走したり、プレゼント(貢物?)を差し上げたり。
それは極端な例ですが、実際私も、普段は電話でしか話さないコーディネーターさんが人手が足りずに現場にいらした際、大勢の単発派遣バイトさんに囲まれているのを目撃しました。
見ていると、歯の浮くようなお世辞のオンパレード(苦笑) しかも付きまとっていてみんなその方から離れません。
私も日頃から電話でやり取りしていた方だったので一言お礼を述べたかったのですが、とても近寄れる雰囲気ではなかったので諦めました。
この記事に書いてあることを普通に実践すれば、単発派遣バイトの仕事をゲットし続けることは出来ます。
特定の方を接待するようなことは止めて、自分のスキルを磨いていった方が未来は明るいと思いますよ。
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