接客業は、学生や未経験者でも就業しやすい仕事です。特に、人と接することが好きな方に向いています。
接客業でコミュニケーション能力や社会常識・マナーなどのスキルを身に着ければ、就職でも大変有利になります。また、ブランクのある主婦などの社会復帰にも最適です。
それだけでなく、将来会社で昇進したい方や起業したい方にも、様々なスキルと経験を積める接客業はオススメです。
この記事で接客業について学び、単発派遣バイトで接客の仕事をしてみましょう!
接客業とは
接客業とは、業種を問わず、お客様をもてなしたり商品やサービスを提供する仕事です。
一般的に接客業にはどんな仕事があるか、見てみましょう。
- アパレルやショップの販売員
- 飲食店のホールスタッフ
- コンビニやスーパーのレジ員
- 旅館やホテルのフロントスタッフ
- レジャー施設やイベントのスタッフ
- 美容師やエステシャン
- 冠婚葬祭のスタッフ
- 旅行の添乗員、空港のグランドスタッフ
私たちが毎日のようにお世話になっている、とても身近な仕事ですね。
単発派遣バイトには、デスクワークや軽作業だけではなく接客業の仕事も多くあります。
「未経験OK」や「学生OK」の仕事も多く、社会人への入口として経験を積む場にもなります。
単発派遣バイトでは、一般の接客業の仕事の他に、イベントなどでノベルティやチラシを配る等の仕事も発生します。また、販売員、受付、電話応対の仕事も多く発生します。
初心者でもチャレンジしやすく、スキマバイトにぴったりです。
接客業のスキルとは
接客業で必要なのはコミュニケーション能力です。
気持ちがこもっていれば、コミュニケーション能力に不足があっても伝わりますが、コミュニケーション能力があれば成果も上がり、働くのがより楽しくなるでしょう。
では、単発派遣バイトで接客業をする際に必要となるコミュニケーション能力とは、具体的にはどんな能力を指すのでしょうか。
・正しい言葉遣い
・表情
・相手のニーズを読み取る観察力
・提案力
・忍耐力・柔軟性
上記について、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
正しい言葉遣い
接客業において、言葉のコミュニケーションは欠かせません。
「日本国内においては、日本語を話せるから言葉はOK」と思ってしまいがちですが、サービスを提供する側としてお客様に接するとなると、案外言葉が出てこなくて困惑した経験をされた方も多いのではないでしょうか。
訓練しない限り正しい言葉遣いを使いこなすのは難しいのです。
しかし、意識して使っているうちに、正しい言葉遣いは自然と身につくので心配はいりません。
まず、敬語には以下の3種類があることを認識しましょう。
- 丁寧語
-
聞き手に敬意を表して、丁寧に言うときの言い方。語尾に「~です」「~ます」「~ございます」をつけたり、言葉の頭に「お~(お話)」「ご~(ご親切)」をつける。
- 尊敬語
-
話し手が聞き手や話題の主や、その動作・状態などを高めて待遇する言い方。
- 謙譲語
-
話し手が、自分または自分の側にあると判断されるものに関して、へりくだった表現をすることにより、相対的に相手や話中の人に対して敬意を表す言い方。
尊敬語 | 謙譲語 | |
---|---|---|
言う | おっしゃる | 申し上げる |
見る | ご覧になる | 拝見する |
聞く | お聞きになる | 拝聴する |
読む | お読みになる | 拝読する |
会う | お会いになる、会われる | お目にかかる |
食べる | 召し上がる | いただく |
行く | お越しになる、いらっしゃる | 参る、伺う |
する | なさる | いたす、させていただく |
丁寧語は分かりやすいですが、尊敬語と謙譲語の区別がつきにくいかもしれません。
しかし最初は難しくても、徐々に慣れてきます。
その他にも、自分や相手の呼び方も身に着ける必要があります。
- わたくし(自分自身)
- 弊社、当社(自分の所属する会社)
- 御社、貴社(相手の所属する会社)
上記以外の注意点としては、「社外の相手に対し社内の人間を呼ぶ際は、呼び捨てで紹介する」「身内の話をする際は、身内の動作を謙譲語にする」などがあります。
更に、お客様にお声がけをする際は状況に応じて「恐れ入りますが」「申し訳ございませんが」「お手数ですが」などの言葉をつけると印象が柔らかくなります。
一番大事なのは「心」です。相手を想う心さえあれば、多少言葉遣いを間違えてもちゃんと伝わります。ベテランの方でも尊敬語と敬語を逆にしてしまったりもしますので、あまり固く考えず実践を積み上げてゆきましょう。
表情
いくら正しい言葉遣いをしても、表情が乏しくては台無しです。
また、生まれついての顔立ちの問題もあります。元々、常に笑っているような顔だと苦労はありませんが、不機嫌ではないのに不機嫌そうに見えてしまう方もいらっしゃいますよね。
そういった場合は眉のカーブを変えてみたり、メイクで工夫してみると良いでしょう。
ところで、写真を撮った際
「自分では笑っているつもりだったのに、全然笑ってなかった……!」
なんて経験はありませんか?
笑顔というものは案外、訓練しないと引きつってしまって上手く出来ないものです。
日頃から表情筋を鍛えたり、鏡の前で笑顔の練習をしてみましょう。
「馬鹿馬鹿しい!」なんて思わず、騙されたと思ってやってみてください。
顔の筋肉も体と同じで、鍛えると結果が出ますよ!
▼表情を豊かにする訓練をしたい方はこちらの動画がオススメ▼
【顔ダンス日常篇】
相手のニーズを読み取る観察力
仕事を頑張ろうとするあまりに、積極的に商品をアピールするとお客様に引かれてしまうこともあります。
「どんな目的で来店されたのか」「距離感はどれくらいが良いか」
これらはお客様によって様々で、相手によってアプローチの方法を変える必要がありますが、適切なアプローチをつかめるようになるには経験が必要です。
元々空気を読むのが得意な人も、そうでない人も、先輩を見習いつつ相手の気持ちを想像しながら、実践で観察力を養いましょう。
提案力
- 明るい表情で正しい言葉遣いを使いこなす
- 自社商品に精通する
- お客様のニーズを読み取る
上記の力を伸ばしてゆくと、提案力もついてゆきます。
「この商品を手に入れたら(サービス受けたら)どんなに良いか、どう問題が解決するか」という、明るい未来を想像させられるようになったら接客業は成功です。
お客様の笑顔が見えるようになったら、仕事がどんどん楽しくなります。
正にWin-Winの関係ですね。
忍耐力・柔軟性
お客様には色々な方がいて、悪意を持っている人、態度が悪い人と接しなければならないこともあるでしょう。
普段は温厚な人なのだけど、不機嫌になっていることもあります。
まず、どんなに酷い態度のお客様がいらしたとしても、こちらがキレてはいけません。
お客様が話しているのにさえぎって、こちらが話したいことを押し付けてもいけません。
お客様の話をじっくり聞き、その気持ちに寄り添った上で、どうしたらお客様の問題が解決できるか冷静に考えて対応することが必要となります。
忍耐力や柔軟性が必要です。
元々の資質もあるかと思いますが、これも訓練や考え方を学ぶことで身に着けられます。
接客業で働くメリット・デメリット
メリット
- コミュニケーション能力が上がる
- 身だしなみやマナーが身につく
- お客様の喜びを直に感じ取ることができ、やりがいが生まれる
- マルチタスクな対応力が身につく
コミュニケーション能力、身だしなみやマナー、社会常識を身につけられるメリットは大きいです。学生のうちに接客業でスキルを磨いておけば、就職での面談でも、実際に社会人になった時でも、他の人に差をつけられ有利になります。
また、そうしてスキルを身につけてお客様に喜んでもらえると仕事に張りが出て、モチベーションもアップします。これは他の仕事では得られない、接客業ならでわのメリットですね。
更に、それらのスキルを極めていくとマーケティング能力も身につき、マルチタスクな対応力が身につきます。将来、あらゆる場面で活躍する人材としての成長が望めます。
デメリット
- 立ち仕事であることが多く、肉体的に披露する
- クレームに対応しなければならないことがある
- 専門的なスキルが身につきにくい
- 土日や祝日出勤がある
販売は基本、立ち仕事です。受付も立ち仕事の場合があります。
立ち仕事はやはり疲れますよね。
でも「ずっと座っているのが苦手」という人には向いています。
肉体だけでなく、お客様に接するので精神的にも疲れます。時には激しいクレームに対応しなければならないこともあります。
また、マルチタスクな対応力が身につく一方、専門的なスキルが身につきにくかったり、土日や祝日出勤があって家族や友人と休日が合わず辛い……ということもあります。
しかし単発派遣バイトの場合、長期ではなく数日間の仕事なので、これらのデメリットはほとんど問題にならないでしょう。
疲労するといっても数日なら耐えられますよね。土日や祝日出勤も、一時的なことであればむしろ歓迎だという人もいると思います。
つまり接客の仕事は単発派遣バイトに向いているということですね。
はい。初めての方も挑戦しやすいですよ。
接客業のスキルが生かせる単発派遣バイト【オススメ3選】
受付
受付の仕事には、企業の窓口としての受付や、一時的に発生するイベント等の受付等があります。
「若くないといけないのでは?」「英語を話せないと無理なのでは?」などと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、受付といっても募集する案件により様々なので、自分に合った条件の仕事を探してみましょう。
もちろん、多言語を話せる方は有利です。
受付の仕事内容には、下記の表のようなものがあります。
必ずしもこれら全てを行うわけではありません。来客対応だけのケースもあります。
来客者の応対 | 出迎え、取次ぎ、お茶出し、施設内への案内 |
スケジュール管理 | 来客や社内スタッフのスケジュール管理 |
電話・メール対応 | 受付やお問合せ等の受電、取次、メール対応 |
データ入力、資料作成 | PCを使った資料作成、来訪者の情報登録・管理 |
会議室の予約 | 会議室の管理、予約 |
清掃、庶務業務 | 企業内の清掃・整理整頓、宅配物や書類などの管理 |
例えば、企業の窓口の他に、株主総会の受付、説明会の受付、イベントの受付、新卒採用試験の受付、選挙の受付、住宅展示場(ショールーム)での受付等があります。
販売
お客様に商品や飲食物を販売する仕事です。
レジでお金を扱うので、正確さが求められます。最近は支払方法も多様化しているので、機器類の扱いに慣れる必要もあります。また、商品販売の場合は包装もします。
【販売の仕事内容】
- 接客販売
- レジ業務、包装
- 商品陳列
- 品出し
- 店内清掃
- 店舗準備・POP作成
自分が興味のある分野の販売だと知識を活かすことが出来ますし、楽しく仕事が出来ます。
好きなものに囲まれて仕事が出来たら最高ですよね!
基本的に立ち仕事で、気を利かせたり、体を動かすことが好きな方に向いています。
宝塚劇場でのグッズ販売の仕事を見かけましたよ。ファンの方はとても楽しく働けそうですね。
本当ですか!? 販売はちょっと無理かも…と思ってたけど、やってみたくなりました。
受電・架電(コールセンター)
・受電(電話を受けること。インバウンドともいう)
・架電(電話をかけること。アウトバウンドともいう)
いわゆる電話を受けたりかけたりする仕事です。
求人は、受電が約8割、架電が約2割といわれています。
一般企業にて、他の人が仕事をしている中で「電話要員」として受電・架電をする場合もありますし、コールセンターで電話要員だけ集められてヘッドセットをしながら受電・架電をする場合もあります。
- テレフォンオペレーター
- テクニカルサポート
- カスタマーサポート
テレフォンオペレーターは、商品の注文やサービス加入に際する問い合わせなどお客さまからかかってきた電話への対応、または担当部署や社員への電話の取次ぎが主な仕事です。
テクニカルサポートは、IT機器などの、操作に高度な技能が必要とされる商品・サービスについての相談に乗るためにメーカーが設置している「ヘルプデスク」です。お客さまが何に困っていて、どのような解決方法を望んでいるのかを聞き出し、問題を解決できる専門の担当者に取次ぐ業務です。
カスタマーサポートは、自社の商品やサービスに関する様々な問い合わせのために企業が設置している「お客さま窓口」です。商品・サービスに関する質問や相談、クレーム等が寄せられ、商品・サービスの知識に加え、丁寧に説明するコミュニケーションスキルが要求されます。
- テレフォンアポインター
- テレマーケティング
テレフォンアポインターは、通称「テレアポ」と呼ばれる営業電話です。お客さまに電話をかけて、自社の商品やサービスを紹介し、新規顧客の獲得を狙います。
テレマーケティングは、既存顧客や見込み客に商品やサービスの満足度調査やニーズの調査を行います。「困っていることや要望はないか」を聞き出し、次の商品・サービス戦略に役立てるダイレクトマーケティングの1つです。テレアポより専門知識が求められます。
単発派遣バイトの場合、コールセンターより一般企業での電話業務が多いと思います。
電話って苦手なんですよね~。
確かに、最近は電話をかける機会も減りましたからね。でもすぐに慣れますから大丈夫です。マニュアルも用意されていると思いますから、深く考えないでチャレンジしてみましょう!
心配な方は秘書検定を取得しよう
接客の仕事は実践で学べますが、心配な方は秘書検定を取得してみましょう。
秘書検定は社会人として必要な知識・マナーを身につけることができるため、多くの場面で活用できます。
また、履歴書にも書ける資格なので、今後の就業にも役立ちます。
秘書検定には「3級」「2級」「準1級」「1級」の4つの級があり、1級は記述式、それ以外はマークシートおよび記述式です。「準1級」「1級」は筆記試験に合格した後、面談があります。
3級は「社会人として知っていて当然」という内容が問われることが多いため、スキルアップを目指すならまずは2級にチャレンジしてみましょう。試験は、「3級」と「2級」の検定は年3回、「準1級」と「1級」は年2回行われています。
私は大学生の時、秘書検定2級を取得しました。勉強法は、本を一冊買って読んだ程度です。
取組やすそうですね。早速勉強してみます!
デスクワーク中心の私が体験した接客業の体験
私はデスクワーク中心の仕事をしているのですが、接客業の仕事にチャレンジしてみたこともあります。
百貨店の催事場での販売業務、チラシ配り、説明会やイベントの受付、新規オープンするスポーツクラブの受付、企業での受電など。
やってみて実感したのが「想像している以上に言葉が出てこない」ことです。
日本語なのに(笑)
言葉遣いやお客様への対応などを考慮するあまり、思うように言葉が出てこないんですね。
もう一つ、私は暗算は不得意ではないはずなのですが、いざお客様を前にすると簡単な計算が出来なくなってしまいました。これもお客様のことで頭のキャパシティが占められてしまって、いつものように頭の回路が巡らなくなってしまうのではと思います。
あと、本当に足が疲れます。
履きやすい靴は必須ですね。帰宅したらゆっくりお風呂に浸かり「休息時間」を貼っていました。
しかしどの現場も先輩の方々は、仕事を余裕でこなし、疲労もなんのその、という感じでしたので慣れの問題だと思います。
スポーツクラブの受付は面白かったです。インストラクターさんの訓練の様子を知れたり、仕事終わりにクラブを使用させてもらいました。
最後に、私が体験したちょっと変わった受付の仕事についてお話します。
四コマ漫画
最初のエピソードについて。
説明会の受付とだけ聞かされて、複数人で六本木のとある場所で一日のみの単発派遣バイトをしました。
続々とやって来るお客様。
次第に「おや?」と思うようになりました。どうにもお客様が、いわゆる「成金」ぽいのです。
仲間内でひそひそと「これ…もしかして怪しい商品の説明会?」と噂をしました。
そして実際に説明会が始まると……想像通り怪しい商品の説明会でした。
友人等を勧誘して新たに加入させ、紹介料やマージンを得る商法です。
特に私たちが巻き込まれたわけでも何でもないのですが。
中にはそういうびっくりな仕事もあります。
次のエピソードは、健康器具の説明会の受付。
その仕事の単発派遣バイトは私一人、一日のみの仕事でした。
健康器具という言葉に疑問も持たず、家庭内の運動器具かな、程度に考えていました。
いざ説明会が始まると、どうにも怪しい。
それは100万円以上する機械で、それを使うと精神的な病から肉体的な病まで治るというのです。
会場に集まった方々はそれを信じているようで、機械を使って実践をしていました。
更に、その機会の仕組みには「謎理論(私が勝手に命名)」があるようでした。いつの間にか私の知らないうちに、学校で習う科学とは別の科学があったようで(!?)分厚い研究書もあり、それも販売していました。
お客様の中にはその謎理論にかなり精通している方もいらっしゃるようで、会場では謎理論が飛び交っていました。
受付けの私もその理論についての質問を受けたり。
勿論、分かりませんと言って詳しい方に振りました。
その説明会を主催した方はとてもいい方々だったんですけどね。
どういうスタンスで受付をしていいか戸惑いますね。
受付の仕事を無難にこなすしかありません。あとは「こういう世界もあるんだな」と思うしかないです。
こういった例は決して多くはないと思いますが、気になる方は、事前にどんな内容の説明会やイベントなのか、しっかり聞いてから仕事を受けるようにしましょう。
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