【体験談2選】200社以上で働いた主婦が「避けたい会社」|こんな職場はイヤ

こんな職場はイヤ
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【体験談その1】節約至上主義の会社

 こんな職場はイヤ

社内が貼紙だらけ

その会社は土足禁止。
全員スリッパを履いているから、必ず持ってくるように事前に言われていました。

ということは「そんなに大きな会社ではないのかな?」と予想をしました。

初日、会社を訪問。
小さな古いビルの中にその会社はありました。

玄関で「薄暗い雰囲気だな」と感じた私。
木の床はたわんでいて歩くたびにミシッ、ミシッと音が鳴ります。

そして階段を上がり、奥へ進むと壁中に張り紙が。

「節約」「節電」「電気はこまめに消す!」
「〇〇政治を許さない!」という政治的思想までありました。

 

社内の雰囲気にちょっと引きつつも、担当者から仕事の説明を受けました。

ところが言葉は丁寧なのだけど、上から目線というか、どうにも感じが悪い。
説明もいい加減で、とりあえず仕事をさせてみて、間違ったことをしたら注意すればいいという感じです。

また電話で取引先や新規顧客と会話をしていたのですが、その電話の向こうの相手にも慇懃無礼というか、丁寧な言葉で遠回しに嫌味なことを言っていて私は驚いてしまいました。

しばらく仕事をしているうちに、その担当者さんのみならず、社員全体の雰囲気もあまり良くないことに気づきました。

ゆうき

それとな~く、いじわるで嫌味な会話があちこちから聞こえました(苦笑)

まい

いや~。怖~い。

節約も大事だけれど

初仕事だったので集中しているうちに、あっというまに日が暮れてしまいました。
冬だったので、5時にはもう外は真っ暗。

トイレに行こうと席を立ち、廊下へ出ると……真っ暗で何も見えない!

スイッチの場所さえも分かりませんでした(汗)

節電で、廊下を通るたびに電気をつけて消さなければならないのですが、さすがにそれは不便では!?

トイレの中にも「トイレットペーパーは大事に使ってください」とあります。
しかもトイレは男女共用。

もう、節約節約って! 節約は大事だけど!

こんな環境で毎日仕事をしていたら、社内の雰囲気が暗くなっても当然かもしれないと思いました。

持続可能な社会を目指し、資源を節約することは会社としても個人としても大事な取りくみです。
しかし会社が過度な節約を社員に押し付けると、社員にとっても会社にとっても良くない影響が出てきます。

……恐らくその会社の経営は厳しいのでしょう。
本当は経費節減が主な目的なのに「環境のために」という名目で、過度な節約を社員に強いているのが真相ではないかなと感じました。

経営が苦しい

給料減少・過度な節約

社員の士気が下がる

ますます経営が苦しくなる

上記のような悪循環に陥ってしまっているように思いました。
恐らくこの会社の社員の方々も、本当は良い方がたくさんいらっしゃるのだと思います。

職場環境は大事!

自分もここでずっと仕事をしていたら、他の社員に影響されて嫌味なことを口走るようになってしまうのだろうなと想像できました。

働く会社次第で人生大きく変わるのだろうなと改めて思った出来事でした。

その後、派遣会社からその会社の仕事の依頼が何度か来たのですが、お断りしました。
最初は日程の都合が合わないと言っていたのですが、何度も依頼をしてくださったので本音をお伝えしました。

【体験談その2】馬車馬のように働かせようとする会社

その会社は、企業で発生する雑務を請け負って、単発派遣バイトや一般のアルバイトに仕事を行わせている会社でした。

そこで私が行ったのは年末調整。
単発派遣バイトを大量募集にかけており、様々な派遣会社から単発派遣バイトやアルバイトが集められました。

各所にいる見張り役

「Win-Winの関係を築きましょう!」
派遣先の担当者は、仕事前に私たちに明るく大きな声で言いました。
Win-Winの関係、いい言葉です。

残念ながら年末調整を行う場所は、まるで工場のよう。
だだっ広くて寒々しくて、窓がありません。

まい

窓がないだけで、ちょっと暗い気持ちになってしまいますね。

そんな場所で流れ作業のように年末調整の仕事。

なんと、おしゃべりや作業が滞っている人を注意する見張り役が目を光らせていました。
作業が遅いと「遅い!」と怒ります。
ぴりぴりとした空気感から、トイレにも行きづらい雰囲気。

お昼休みには、他の作業をしているアルバイトの人も休憩所に集まりますが、そこでもトラブル続出。
今度は、その会社で長く働いているアルバイトさん達が、新規で入ってきた私たちに注意しようと見張っていました。

ゴミを見張って、違った分別をする人を怒鳴りつける人。
ポットのお湯が少なくなったら水を入れなさいとキレる人。

新参者の私たちは、まだ勝手も分からないので戸惑うばかりでした。

1分1秒でも多く働かせようとする姿勢

トイレに行く際は、申し出なければなりません。
トイレでサボる人が過去にいたため、その防止だそうです。

また、8時間労働にも関わらず、休憩もとらせてくれませんでした。
本当は、厚生労働省によって定めらた通り、休憩をとる権利があるはずでした。

休憩時間の基本ルール
労働時間休憩時間
6時間以内なし
6時間超~
8時間以内
45分以上
8時間超1時間以上
※参考元:厚生労働省『労働基準法に関するQ&A/労働時間・休憩・休日関係

更に、就業時間が終わると、一人ひとり担当者にサインをもらわなければなりません。
ところが、人数が多いため、サインをもらうにも長蛇の列。

結局、帰れるのは毎回、就業時間後の10分以上後になりました。

ゆうき

「単発派遣バイト・アルバイトは徹底的にこき使おう」
そういった企業の姿勢が見られました。

ミスした人を吊るし上げる

年末調整の仕事は、他人のお金に関わることなので慎重に進めなけばなりません。
しかし、人のすることなので、時にはミスも生じます。

確かにその時に生じたミスは、あってはならないミスでした。
Aさんの保険料控除証明書をBさんの書類に入れてしまった人がいたのです。

そのミスが発覚すると、派遣先担当者が全員にアナウンスしました。

「〇〇さんが重大なミスをしました。〇〇さんの仕事には他にもミスがあるかもしれません。今から全員で〇〇さんのサインが入っている処理済みの書類を探して、再度やり直してもらいます」

名前を挙げてのアナウンスにその場が一気に凍り付きました。
例え自分のミスでなくても、会場の雰囲気の悪さにいたたまれなくなってしまいました。

単発派遣バイトでは楽しく働こう

単発派遣バイトは馬車馬ではありません。
空いている時間に、個人の持つ能力を社会に生かすのが単発派遣バイトの使命です。

もし派遣先が雰囲気が悪かったり、扱いが悪かった場合は、次回その会社の依頼は断ればいいだけです。
中には「でもこの仕事を断ったら、他に仕事を回してくれるか分からない」と言って、嫌な仕事をイヤだイヤだと言いながら続ける人がいます。

しかしそういう人がいると、派遣先の職場環境は改善しません。
勇気をもって断り、新しい仕事を探しましょう。

そういった会社は多くありません。
私も200社以上で働きましたが、9割が良い会社ですから安心してください。

雰囲気の悪い会社を避け、単発派遣バイトでは楽しく働きましょう!

 

色んな職場を見られるのが単発派遣バイトのいいところ

もし、雰囲気の悪い会社に派遣された場合でも、可能な限り契約期間は仕事を続けましょう。
どうしても無理だと思った場合は、派遣会社に相談してください。

雰囲気の悪い会社で仕事をしてみるのも良い経験です。
「こういう環境でずっと仕事している人もいる」ということを知るのも勉強になります。

何せ私たち単発派遣バイトは、数日だけのお付き合いで済むのですから、楽勝です!

まい

ちなみに、スリッパ持参の会社なんてあるんですか?

ゆうき

今までに何社かありました。たまたまかもしれませんが、色々な意味でどこも良い環境とは言い難い感じでした。

まい

気持ちの良い環境だと仕事がはかどりますよね。
逆に職場環境が悪いと仕事の悪循環のみならず、全体の雰囲気まで悪くなってしまうんですね。

ゆうき

多くの会社を見てきているけど、本当にその通りです。
やはり業界トップの会社は立地にもこだわっているし、環境もとても良いです。

まい

おお。

ゆうき

某商社には、毎日17時に退社して、週に2回は仕事帰りにミュージカルを観に行っている社員さんがいて「なんて優雅なんだろう」と思いました。
しかも明るくて感じも良くて。

まい

憧れる~。

ゆうき

小さな個人事務所でも、いい会社はたくさんありますよ。

古いビルで「綺麗なオフィス」とは言えないけど、所長がとても良い方で気持ちよく働けた想い出があります。

まい

きっと、一つの会社にずっといると自分が悪い影響を受けてしまっていることに気づけなくなってしまうんでしょうね。

ゆうき

本当にそう! そう思います。

ずっと同じ会社で働き続けていると、知らず知らずのうちに「その会社の常識が自分の常識」になってしまいます。
他の会社には他の常識もあるのに。

その常識が良いものであれば幸せですが、悪いものだと世間に対して誤った認識を持ってしまいますよね。

まい

それって色々な会社を見て回っているからこそ、分かることですね。

ゆうき

はい。それこそが単発派遣バイトの大きなメリットです。

 

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